精密根管治療

PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN 精密根管治療コース修了

私は、「歯をなるべく抜かずに残したい・・・」そのような患者様のご要望にお応えできるように日々精進してまいりました。

勉強を進めていくにあたり、今の日本の歯科治療の分野の中で一番世界から後れをとる分野が歯の根の治療である事に気づき、その時からこの青森の地で世界基準の医療の提供を目指してまいりました。

そのために、私は3年以上ほとんどこの歯の根の治療の勉強に時間を費やしてまいりました。

そしてこのたび歯の根の研修がクライマックスを迎え、アメリカのペンシルバニア大学で卒業試験を無事終えることができました。

ペンシルバニア大学はアメリカのアイビーリーグに属し全米の歯学部ランキングで第一位の非常に優秀な大学です。

この大学の主任教授Kim教授から修了証をいただくことが出来ました。

これもひとえに、当院に来院される患者様のご支援、励ましがあったからこそと感謝の気持ちでいっぱいです。

今まで時間をかけて学んだ知識と技術を皆様に還元できるように日々邁進してまいりますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

講演情報

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自費の精密根管治療

かみきたデンタルクリニックではレベルの高い精密根管治療を受けることができます

精密根管治療とは・・・

まず、むし歯になった部分を削り取って、歯の神経(歯髄)のあるところまで穴をあけます。そして、ばい菌が侵入してしまった歯髄を除去して、神経の通っている穴(歯髄腔)とそれにつながる根の中の根管の壁を少し削りながら、全体をきれいに掃除していくことです。

根っこの数や形はさまざまで状況によりみんな違います。 しかもこの作業は狭い口の中、直接みることが難しい歯の中でとても細かい作業で、歯科治療の中でも相当な技術を必要とするのです。 そして、その後、その空間を隙間なく害のない材料で満たし、歯にあけた穴の部分も補強しふさぎます。

精密根管治療でこんな経験はありませんか??

日本の保険診療において完璧な精密根管治療をすることはできません。

アメリカが精密根管治療の成功率が90%に対し日本はその3分の1程度と低いのが現状です。

さらにお口の中は唾液の中に非常に多くの細菌が存在していて治療中は感染に暴露されるリスクがとても高まります。

根の病気の原因は細菌によるものですが、通常の保険診療においてこういった細菌のリスクを回避しながら治療するには限界があります。

通院回数は保険診療で30分を5回程度通院が必要ですが、1時間~1時間半かけて行うので従来よりも少なくすみます。

保険の精密根管治療では治らないのか??

保険診療では使用できる機械・器具・薬剤に限りがあります。 精密根管治療によっては歯の寿命が大きく変わってしまいます。 自費の精密根管治療を受けることで、歯を守り、将来的にも健康で豊かな生活を送ることができるでしょう。

自費の精密根管治療ではどんなものを使うのでしょうか??

マイクロスコープ

拡大顕微鏡です。こちらの機械を利用することで、今まで見えなかったものが見えるようになり、しっかり目で確認しながらの治療が可能になります。 高精度な治療が可能となりますので、保険診療で何度も根の治療に通わなければいけないといった事を回避できます。

ニッケルチタンファイル

従来のステンレス製のファイルと比べ、しなやかで弾力があるため、 複雑な根管内をキレイに掃除することができます。 電動式なので、手動よりも迅速に治療を行うことができるのです。

ラバーダムシート

お口の中全体をゴムのシートで覆って、虫歯部分をだけが見えるようにします。このラバーダムシートを使うことで、唾液の侵入を防ぐ事ができるので細菌などで感染しないよう、清潔な状態で治療できます。

薬液消毒

削りかすを溶かす(EDTA)と細菌や残った神経を溶かす(次亜塩素酸)この2種類の薬液を使用する事で殺菌効果が高まります。 通常保険診療においては当院では次亜塩素酸のみで消毒を行っています。

MTAセメント

殺滅作用が強く、組織を刺激することにより硬組織を形成する作用があります。 接着性が非常に高く、予後がとてもいいです。やわらかく、封鎖性が高く、漏洩による炎症を引き起こすことなく外からの刺激を遮断してくれます。 *MTAセメントは日本では認められていません。。しかし、アメリカをはじめ海外では、それしかないといわるほど一般的な治療法です。 しかし、厚労省の認可のない治療法になるために自費治療扱いにあります。

ファイバーポスト

金属のポストと違って、しなやかで伸縮性があります。 精密根管治療を受けた歯はどうしても神経がある歯に比べると弱くなってしまいます。そのため噛んだ時の衝撃などで、根の先が割れてしまう恐れがあり、割れてしまうとその歯は抜歯しなければならなくなります。 ファイバーポストを使うことによって、歯根破折のリスクが軽減でき、長持ちさせることができます。

レントゲン撮影の必要性

自費の精密根管治療を行う上で、必ずレントゲンの撮影が必要です。 根管は複雑にできており、大臼歯で3~4根管あります。レントゲンで根管の形や長さを確認しながら治療を行っていきます。 *右の写真は2方向から撮影したものです。

精密根管治療が終わったら??

精密根管治療後の歯を長期にわたって保存できるかは、上に被せる材質によっても変わります。根の先を薬剤で封鎖しても、上部に隙間があると細菌が侵入し、再び根の先に病気ができる可能性があるからです。

充分な時間をかけ、丁寧な治療を心がけております。 過去に、根の治療を受けて痛みが続き中々治らなかった方 腫れが引けなくて悩んだ方など 当院のスタッフにどうぞお気軽にご相談ください。 院長は精密根管治療のスペシャリストです。安心して治療を受けることができます。