根管治療担当医 上松丈裕

PESCJ(ペンエンドスタディクラブオブジャパン)認定医
専門:精密根管治療
-経歴-
平成9年3月 日本大学松戸歯学部卒業
-所属学会-
AAE
歯内療法学会
臨床歯周病学会
日本臨床歯科CADCAM学会
日本ヘルスケア歯科研究会
セレック国際トレーナー

医療の観点から歯科治療を提供したい

歯科は狭く暗い口の中を観察・診査診断・治療をすることが宿命の医療です。そのため歯科用治療台には無影灯というライトがついています。しかし、それでも歯科医師には、確実に見えている箇所とライトが当たっている部分の影で、よく見えていない箇所が出てしまいます。ましてや歯の内部の根の治療ともなれば、ほとんどは長年の経験による手探り状態になることが多いのが現実です。

私の専門の根管治療は歯の神経・血管を処置する外科治療になります。極めて視認性の悪い箇所を処置することを専門としています。それは根管治療をすることで、歯の寿命を延ばすことが可能になるからです。それは根管内が確実に観察して処置することで、不要な抜歯を少なくすることができるからです。そのためにも確実に見えていることが大切なのです。

「長年の経験」=「熟練」に任せて、見えていない箇所の心臓手術をする外科医がいるでしょうか? もちろん職人的な熟練技術は必要ですが、それは処置する箇所がはっきりと見えていてこそ、熟練の技術を発揮できるのです。

私の目指す歯科医療は、「確実性が高く再治療が少ないこと」です。この医療の観点からいえば、従来の歯科用ライト(無影灯)だけでは、十分とはいえません。確実に処置するためには確実に見えていることが、医療行為の原則だからです。

私が根管治療の教育を受けた歯科先進国の米国では、1998年から根管治療専門医は、手術用顕微鏡を使用がトレーニング段階から義務づけされています。これが歯科医療の当たり前なのです。その米国の先進歯科医療を靑森、東北地方の当たり前にしたいのです。歯科医院での再治療を減らすことが、高齢者になっても自分の歯で食事が味わえる患者さんの幸せを実現させます。

患者さんの幸福度は私への評価と思い、日々顕微鏡をのぞいています。